現在、学習成果を高めるために、iPadを導入している自治体や学校が増えています。しかし、生徒がiPadを使いすぎて、学習が妨害されるのを防ぐため、通常、学校は学習用iPadにMDMを設定しています。もちろん、通常の場合、これらのiPadは卒業後に学生個人の所有物となり、MDMの制限が解除されます。
しかし、様々な原因で卒業後に学校のiPadに制限が残っているケースもあります。例えば、学校側がiPadの制限解除を忘れた場合や制限された中古の学校iPadを手に入れた場合です。この記事では、学校のiPadの制限を解除できる3つの裏ワザをご紹介します。
学校のiPad機能制限とは?
学校のiPadの機能制限は主にMDMが原因です。MDMとは「Mobile Device Management」の略であり、日本語ではモバイルデバイス管理とも言われます。これは主に企業がデバイスを管理・監視するために設計された機能です。普通のiPadにはMDMが搭載されていませんが、ほとんどの学校は生徒のiPadを管理するためにMDMも使用しています。
1、MDMの主な機能
MDMが搭載されていたデバイスは、管理者側には以下の機能を利用することができます。
● アプリの使用・インストールの制限
● コンテンツへのアクセスを制限
● 設定の変更の制限
● デバイスの位置情報などの追跡
● デバイスの強制消去・ロック
● デバイスの使用状況・セキュリティのレポート化
2、MDMがもたらした不便
卒業後にすでに自分の所有物になった学校のiPadには、まだMDMが残っていてると、このiPadを自由に使用することができなくて、タブレットの行動も監視されています。また、中古の学校のiPadを手に入れた場合も、MDMによる制限が維持されたら、これも問題となっています。そのため、自由に学校のiPadを使用するには、MDMの削除は不可欠です。
裏ワザ1:MDMのパスワードを使って学校のiPadの制限を解除する【パソコンなし】
学校のiPadのMDMのパスワードを取得した場合、直接的に学校のiPadで制限を解除することができます。MDMのパスワードを使ってMDMプロファイルを削除する手順は以下の通りです。
1、まず、iPadの「設定」アプリを開きます。
2、そして、「一般」をタップして、「VPNとデバイス管理」を選択します。
3、ここで、MDMのプロファイルを選択し、「削除」ボタンをタップしてください。
4、「削除」ボタンをタップしたら、MDMのパスワードの入力画面が出ます。パスワードを入力すれば、MDMプロファイルが成功に削除されます。
裏ワザ2:TunesKitを使ってデータを失われずに学校のiPad制限を解除する【データ損失なし】
MDMを削除して、学校のiPadの制限を解除する裏ワザの中では、TunesKit iPhone Unlockerの使用が一番簡単で効率的な裏ワザです。TunesKit iPhone Unlockerは簡潔なインターフェースがあり、僅かな手順で制限されたiPadのMDMを削除することができます。さらに、この削除のプロセスは一切データの損失がありません。他の裏ワザより簡単で安全である。次に、TunesKit iPhone Unlockerを使って学校のタブレットの制限を解除する手順をご紹介します。
次に、TunesKit iPhone Unlockerを使って学校のタブレットの制限を解除する手順をご紹介します。
STEP 1制限されたiPadをコンピュータに接続する
まず、TunesKit iPhone Unlockerを実行して、学校のiPadをUSBケーブルでコンピュータに接続します。そして、インターフェースにある「MDMを削除」ボタンをクリックしてください。
STEP 2学校のiPadからMDMを削除する
次の画面で、「開始」ボタンを押すと、MDM削除プロセスが始まります。しばらく待つと、「完了」ボタンをクリックすれば、学校のiPadの機能制限が成功に解除されます。
裏ワザ3:Checkra1nを使って学校のiPadの制限を解除する【プロ向け】
Checkra1n
を使用することも学校のiPadのMDM制限を削除することができます。この裏ワザは複雑で、プロのみにおすすめします。さらに、データの損失もありますので、データをバックアップした方がいいです。そして、この裏ワザを使用するには、以下の条件を満たす必要もあります。
● お使いのコンピュータはMacである。(Checkra1n はMacとLinuxでのみ使用可能です)
●
iProxyをインストールしたことがあります。
学校のiPadのすべてのデータが消去される可能性があるため、データを失いたくない場合は事前にバックアップを取ってください。次に、学校のiPadの制限を解除する手順を詳しく説明します。
1、公式サイトからCheckra1nをインストールします。
2、iPadのポートをiProxyに接続します。
3、SSHを開いて、「cd ../../」というコマンドを実行したら、また「cd /private/var/containers/Shared/SystemGroup/」というコマンドを実行します。そうすると、MDMが保存されているのフォルダに移動することができます。
4、「rm -rf systemgroup.com.apple.configurationprofiles/」というコマンドを実行したら、学校のiPadのすべてのデータが削除されます。
5、iPadを再起動します。そして、学校のiPadの画面に初期設定のガイドが出て、すべての制限が解除されます。
その他、Checkra1nを使用してiPadを脱獄し、iPadの完全なアクセス権を取得することもできます。脱獄したい方は関連記事をお読みください。
学校のiPad機能制限に関するよくある質問
1、学校のiPadの制限を解除したらどうなる?
学校のiPadの制限を解除すると、iPadのすべてのアクセス権を取得することができます。アプリの使用やコンテンツの閲覧に関する制限がなくなり、管理者側も制限が解除されたiPadを監視できなくなります。
2、学校のiPadのセーフサーチをオフにするには?
学校のiPadのセーフサーチをオフにするには、MDMプロファイルを削除することが最も効果的な方法です。学校のiPadを使用する際には、MDMの制限により、管理されたアカウントではセーフサーチを直接的にオフにすることができません。そのため、上記の裏ワザを使用してMDM制限を解除することをお勧めします。
3、学校のiPadを初期化したら制限が解除されますか?
学校のiPadにまだMDMが残っている場合、初期化してもMDMプロファイルを削除することはできません。MDMプロファイルを削除するには、上記の裏ワザを参照してください。一方、学校のiPadにMDMのプロファイルが残っていない場合、iPadが初期化されると、すべてのデータと設定が消去されます。
4、学校のiPadでYouTubeは見れますか?
この問題は学校によって異なりますが、多くの学校のiPadは制限があり、自由にYouTubeを見ることができません。学校のiPadの制限を解除するには、上記の裏ワザを試してみてください。
おわりに
今回の記事では、学校のiPadの制限を解除する裏ワザについてご紹介しました。以上の裏ワザから見ると、通常の方法で自力でMDMを削除するのはとても困難です。管理者側のMDMパスワードがないと、初期化してもMDMプロファイルを削除できません。そのため、専門的なソフトTunesKit iPhone Unlockerの使用が一番おすすめの方法です。このソフトを使えば、簡単な手順で学校のiPadの制限を解除でき、データが失われることもありません。ご興味がありましたら、ぜひここで無料体験版をダウンロードしてみてください。